本記事ではこんな疑問に答えます。
いつもテニスの試合を見るのが楽しみの一つである筆者。特に、日本人がグランドスラムで優勝してほしいと、いつも願っているわけです。
しかし、惜しいところまで行くことがあるものの、優勝するのはなかなか難しいですよね。
そこで、筆者なりにどうして日本人はグランドスラムで優勝できないのか、3つの理由にまとめてみました。
もくじ
テニスで日本人がグランドスラムで優勝できない3つの理由
結論、日本人がグランドスラム日本人が優勝できない理由は次が要因だと思います。
- オムニコートが多い
- 予算が少ない
- 日本人は体格で劣る
順に説明します。
オムニコートが多い
日本のテニスコートはオムニコートが多く、世界基準とは正反対なようなもの。
なぜなら、世界ではオムニコートはほぼ使われてないから。世界基準と異なる環境で子どもの頃から練習していても、世界で戦うときは不慣れなハードコートやクレーコートで戦わなければなりません。練習と本番の環境が違うのであれば、勝つことは難しいです。
日本にあるテニスコートのうち、オムニコートは圧倒的に多いです。しかしこれは日本だけの特徴で、世界でオムニコートがあるところはほとんどありません。海外ではオムニコートで試合をすることは基本的にありえないんですよね。ほとんどハードコート、またはクレーコートのどちらかでプレーすることになります。
海外の選手は小さい頃からクレーコートでプレーしているので、練習と本番の環境がもちろん同じなので、強さも本物です。
予算が少ない
テニスにかけられる予算が少ないことも要因の一つ。
なぜなら、日本国内ではテニスはメジャーなスポーツではないから。
ここで、テニスとサッカーで規模を比べてみたいと思います。スポーツ選手の育成を行っているのは日本○○協会という公益財団法人が担っています。
日本では、「日本テニス協会」という団体があるんですね。日本テニス協会の予算書を見てみたところ、2021年度予算は約20億円だそうです。この予算を使って、日本全国でテニスの大会運営や選手育成、テニスを普及させる事業などを行っているんですね。
一方、サッカーには「日本サッカー協会」という団体があります。この日本サッカー協会の予算はどのくらいか想像できますか?日本ではサッカーは最も人気なスポーツの一つだから、予算も多そうですよね。
ズバリ、日本サッカー協会の予算は約200億円です。
つまり、テニスはサッカーの10分の1の規模だということですね。サッカーと比べて少ない予算で選手の育成をしなければいけないので、指導者を十分に増やすことも難しいし、育成できる選手の数も限られてしまいますよね。
日本人は体格で劣る
海外選手に比べて日本人は体格で不利になってしまいます。
今のプロテニス選手の上位は高身長ばかり。メドベージェフ、ズベレフは198cm、チチパスは193cmあります。長年上位にいるジョコビッチは188cm、ナダルも185cmと全員が高身長。
一方、日本人の20歳以上の平均身長は168cmだそう。
180cm以上はわずか7%しかいないという統計もあります。
テニスは身長が高いほど、割と有利になるスポーツです。身長が高いほうがサーブも入るし、より遠くのボールに手が届くようになります。
よって体格という面では、日本人は明らかに不利な状況に置かれていると言えると思います。
まとめ
今回は、日本人がグランドスラムで優勝できない3つの理由について説明しました。
日本人で一番強い錦織選手はアメリカで修行して強くなりました。日本もアメリカのような練習環境を整えさえすれば、実力のある日本人選手がもっと増えて、グランドスラム優勝に近づいてくるはずと考えます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。