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ダニール・メドべージェフはなぜ強い?一般人が学ぶべき3つのこと

 

なんでダニール・メドベージェフってあんな強いの?一般プレーヤーでもマネできることがあれば知りたいな。

 

本記事ではこんな疑問を解決します。

 

本記事でわかること

  • ダニール・メドベージェフ選手の強さがわかる
  • 一般プレーヤーでもマネできるポイントがわかる

 

いきなりですが、ぼくが「フォームがきれいだなぁ」と思う選手は以下の選手です!
  • フェデラー
  • ジョコビッチ
  • ディミトロフ

 

当たり前ですが、「テニス上手すぎ」と思う一方、彼らトッププロのフォームがキレイ過ぎて、一般プレーヤーからしたら雲の上の存在に思います。

 

一方、メドベージェフのテニスが自己流っぽくて、上記の選手と比べるとフォームも決してきれいとは言えない…

 

だけど、世界の一流に上り詰めているので、なんだか親近感が湧くし、自分にもマネできそうと思いました。

 

今回は、メドベージェフのテニスの特徴を分析し、一般テニスプレーヤーでも学ぶべきことをまとめました。

 

本記事を参考にすると、プロテニスプレーヤーの戦略を学べて、
テニスのレベルがワンランク上がりますよ。

 

本記事を書いてる人

高校からテニスを始め、全国大会出場経験あり。
元テニスコーチ、テニス歴は15年以上。社会人になってもテニスが好きでレッスンに通いつつ、テニスの情報や技術を情報収集してます。

 

ダニール・メドベージェフ選手とは

 

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はじめに、ダニール・メドベージェフ選手についておさらい。

  • ロシア出身
  • 自己最高ランキングはシングルス2位
  • 身長198cm、右利き
  • 2021年全米オープン男子シングルス優勝

 

2016年からプロデビューして、5年で全米オープン男子シングルスで優勝しています。

ダニール・メドベージェフから学ぶべき3つのこと

 

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メドベージェフ選手から学ぶべきことはたくさんありますが、ぼくが彼から学ぶべきだと感じることは次の3つ。

  • センターセオリーを使う
  • フルスイングしない
  • 我慢できれば強い

順に解説していきます。

 

センターセオリーを使う

メドベージェフ選手は、センターセオリーという基本を最大限に活かしている選手の一人。

 

センターセオリーとは、文字通り、コートの中央を狙って返球する作戦だよ。

 

たとえ相手に体勢を崩されても、
センターに打つことですぐに状況をリセットします。

 

センターに打つことで相手はラリーに角度を付けることができず、状況を打破できません。

 

でも、センターばっかに打ってもポイントが決まらないよね?

 

たしかにそういう見方もあるかもしれません。

 

男子プロのハードコートの試合の場合、全ポイントの79%が6ラリーで終わっているというデータもあります。

 

単純に考えると、自分と相手が3回ずつ打つか打たないかの間に、1ポイントが終わることになります。

 

一番ミスの少ないショットのコースは、コートの真ん中に打つことです。

 

ネットも一番低いし、サイドアウトの確率も低いですよね。

 

メドベージェフのリターンもセンターが多いです。

 

基本、ベースラインから深く下がった位置でスプリットステップして、
確実にリターンを返球します。

 

時々、テレビ画面からいなくなるくらい下がるときもあるよね…

 

そしてリターンはセンター深くに返す。これを徹底してます。

 

 一般プレーヤーが学ぶべきこと

多くのプレーヤーはベースラインか、一歩下がったポジションでリターンするのが多いです。

 

そこでファーストサーブのリターンは思い切って、
さらに下がって打ってみましょう。

 

リターンまでの時間に余裕ができて、アウトの確率も低くなります。

 

リターンは変にサイドを狙わずセンター狙い。

 

これでサーバーも返ってきたボールを打ち込めなくなります。

 

フルスイングしない

メドベージェフのストロークは、ほぼフルスイングせずに打っています。

 

確実にボールをコントロールできる70〜80%のパワーでストロークしています。

 

これによって、ミスしないラリーができるわけです。

 

相手は永遠にラリーが続くかのように感じ、色々と考え出します。

 

テニスは相手に考えさせるのも効果的な戦略だよね。

 

相手はしびれを切らしてサーブアンドボレーに出てきます。

 

あのジョコビッチでさえ、決め手を欠いて、サーブアンドボレーを多用することもあります。

 

この展開になればメドベージェフの土俵です。

 

サクッとカウンターでパッシングショットを打って、相手の横を抜いてポイントゲット。

 

これをやられたら、相手はどうすればいいかわからなくなりますよね。

 

一般プレーヤーが学ぶべきこと

確実に入るストロークをベースに試合を進めましょう。

 

練習ではフルスイングのショットが入ったとしても、
試合でもボコボコ入れられる人はほとんどいません。

 

でも、確実に入るストロークを打つには、ゆるすぎたボールを打つのはダメ。

 

最初は60〜70%のパワー、慣れたら80%の力でストロークを打ってください。

 

ポイントは、ボールのスピードよりもボールを思ったところにコントロールすること。

 

コートの左右に思ったとおりに配球できるようになると、相手は構えた状態で打てません。

 

構えた状態で打てないということは、フォームが乱れてミスショットも多くなります。

 

相手はミスをして、自分はミスしない、こんな展開を目指せば、
試合で勝つことも難しくないと思いませんか。

 

我慢できれば強い

メドベージェフはよく言うと粘り強い、悪く言うとシコラーの部類です。

 

相手より1球でも多く返すことを徹底的に貫いている感じ。

 

ひたすらロブを上げるシコラーが苦手だったなと思い出したよ…

 

メドベージェフは守るべき場面、攻めるべき場面をきちんと見極めています。

 

深いボールのときはコントロールショットを打ち、ボールが浅くなったところをハードヒットする。

 

ハードヒットしても、積極的にネット前に出るタイプではないので、
アプローチが甘かったら前に出ずベースラインに張り付いていることも珍しくありません。

 

自分の体勢が崩れたり、相手からいいボールが飛んできた時に、ハードヒットはほとんどしません。

 

テニスはメンタルスポーツでもあり、いかに自分の欲望を抑えて、
状況に応じた行動をできることが強い人の特徴でもあるんですよね。

 

メドベージェフ選手はとことん我慢ができる、そんな選手ですね。

 

一般プレーヤーが学ぶべきこと

攻め時を考えて練習することが、我慢するテニスができるようになります。

 

いつ攻めるか、いつ守るべきかわからないときは、以下の図を参考にしてください。

コートを3つに分けてイメージすると、ボールが落ちた場所によってどんな返球をすべきか理解できるようになります。

 

  • レッドゾーン:守りに徹する(ロブを打ったり、コート深くにひたすら返球)
  • イエローゾーン:ニュートラル(攻めるために攻撃的に行ってもいい)
  • グリーンゾーン:攻める(強打やアプローチを打ってチャンスを作る)

 

練習では、ボールの落ちた場所をコールして、
それに対応するボールを打つ練習も効果的です。

 

例えば相手のボールがベースライン深くに入ったら、「レッド!」と声に出して、ロブを打つ、といったイメージ。

 

これを実践することによって、状況に応じてショットを使い分けできるようになり、ある程度、どのショットが正解なのかが判断できるようになります。

 

まとめ:トッププロから学ぶべきことはたくさんある

ダニール・メドベージェフ選手から学ぶべきポイントをおさらいです。

  • センターセオリーを使う
  • フルスイングしない
  • 我慢できれば強い

 

昔はトッププロの試合を見れるのはテレビで放送してる4大大会(全豪、全英、全仏、全米)くらいで、試合を見れるチャンスは少なかったんですよね。

 

でも今や、YouTubeで簡単にトッププロの試合をいくらでも見られるようになりました。

 

ただ試合を見て「すげー」と感心してるだけでは何も成長しません。

 

ボールを追うのではなく、選手だけに集中してみてみるだけでも全然有益です。

 

本記事がテニス上達の参考になればうれしいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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コーディ

社会人になって、英語ゼロの状態から英語勉強を開始。2ヶ月でTOEIC910点を獲得。その後、社会人留学をし、念願のアメリカで仕事をする。日本に帰国後、海外での生活が忘れられず、海外移住に向けて準備中。TOEIC満点に向けて勉強中。

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