本記事ではこんな悩みを解決します。
本記事でわかること
- セカンドサーブの重要性がわかる
- ダブルフォルトしないサーブの打ち方がわかる
- 試合に勝てる考え方を学べる
サーブといえば「ファーストサーブが重要!」と思いがちですが、試合でも安定して勝てる上級者はセカンドサーブでも攻めのテニスができます。
しかし、本記事の紹介しているコツを実践するうちに、セカンドサーブでも自信を持って打てるようになり、ダブルフォルトがほとんどなくなりました!
本記事では、セカンドサーブが重要な理由、安定したセカンドサーブ打ち方を解説していきます。
本記事の内容を理解して実践すれば、10年で培ったサーブのノウハウを短時間で得ることができ、試合での勝率がグッと上がりますよ。
セカンドサーブが苦手な人は、「セカンドサーブが苦手な自分がダブルフォルトをなくした3つのコツ」と合わせて参考にしてください。
本記事の内容
- セカンドサーブが重要な理由
- 安定したセカンドサーブの打ち方
- 効果的なサーブ練習方法
もくじ
ダブルフォルトしているうちは勝てない
ダブルフォルトは一番やっちゃいけない失点です。
ぼくもショットの中でもセカンドサーブが超苦手でした。練習ではスピンサーブを打てるのですが、試合に出てセカンドサーブになった途端、いろいろ考えてしまいます。
「フォアに打ったら打ち込まれそう…」
「この前2回連続ダブルフォルトしたな…」
余計なことをいろいろ考えるうちに、自信がなくなってダブルフォルトをしてしまう…。
そしてサーブにだんだん自信がなくなっていき、さらにダブルフォルトを重ねる悪循環に陥っていました。
大事な地区大会の試合で4回連続ダブルフォルトをしてしまい、とても絶望したことを今でも覚えています。
テニスではストロークも大事ですが、自らコントロールできるサーブの良し悪しは試合に勝つためのキーポイントになりますよね。
試合で勝つには「セカンドサーブ」が重要である3つの理由
結論、セカンドサーブが試合で勝つために重要な理由は次のとおり。
- サービスキープ率が上がる
- 相手から攻められない
- プレイに自信が生まれる
順番に解説します。
セカンドサーブが重要な理由①:サービスキープ率が上がる
試合で勝つためには、いかにサービスキープ率を上げるかが重要。
これはプロの試合だけではなく、一般の試合でも同じ。
プロのトーナメントを見ていると、勝率の高いプレーヤーはサーブの威力がすごいですよね。
セカンドサーブがすごいプロ選手は誰を思い浮かべますか?
ラファエル・ナダルのセカンドサーブのポイント取得率は60%ほどあり、セカンドサーブを有効に使っている選手の一人です。
ノバク・ジョコビッチもセカンドサーブは深く、なおかつ相手の打ちづらいコースにコントロールできます。
なので、ジョコビッチのサービスゲームを破ることは簡単ではないと言われています。
たとえファーストサーブがなかなか入らなくても、セカンドサーブで回転量が多いボールを打つことができれば状況ががらっと変わります。
サービスゲームをブレイクされる可能性が低くなり、簡単に負けないようになるはずです。
トッププロは、ファーストサーブが入ったときのポイント獲得率は約80%です。
これがセカンドサーブになるとポイント獲得率は50〜60%になってしまいます。
トッププロはリターンが強力なので、ファーストサーブを入れることが重要になってきます。
一般プレーヤーの場合は、たいていはセカンドサーブでリターンを強打される確率は低いですよね。
セカンドサーブの質を上げれば、ファーストサーブとセカンドサーブのポイント獲得率は変わらなくなってきます。
セカンドサーブが重要な理由2:相手から攻められない
ぽわーんとした山なり軌道のいわゆる「入れるセカンドサーブ」を打っている人。
これだと中上級者であれば、チャンスボールで叩かれてしまいます。
本来は有利であるはずのサービスゲームが、一変して不利な状況になってしまいます。
これではいつまでたっても勝てるようになりません。
セカンドサーブを強く打てるようになると、相手はリターンを強打することはできません。
相手にサーブが強い!と思わせたら勝ちです。
そして、リターンが返ってきた3球目はきちんとした体勢でボールを打つことができるので、自分が有利な状況に持っていくことができます。
セカンドサーブが重要な理由3:プレイに自信が生まれる
サーブは唯一、自分のタイミングやボールの位置で打つことができるショットです。
強いセカンドサーブを打つことができれば、サービスゲームキープがより簡単になり、心に余裕が生まれてくるわけです。
サーブがいいと気分も上がってきて、テニスのショット全般に自信が生まれます。
自信を持って打てているときは、無意識に体が動く状態、いわば無双状態となっているので、打つボールの質も高くなります。
安定したセカンドサーブを打つための考え方
結論、安定したセカンドサーブには3つのポイントが大事。
- ネット上の的を狙うイメージ
- 速さよりもコースが大事
- ファーストサーブとフォームを変えない
ひとつずつ解説します。
①ネット上の的を狙うイメージ
ネットの上の空間をイメージして、ネットからどのくらいの高さにボールを打つのかをイメージしましょう。
よくあるのが、ボールをどこに落とすかをイメージすること。これはやめたほうがいいです。
間違いではないですが、これだとボールがまっすぐ直線的に飛んでいくイメージになってしまいます。
サーブをまっすぐ打てるのは、身長2m以上あるごく限られたプレーヤーだけです。
そして、2次元のイメージになってしまうので、ネットにかかる確率が高くなります。
は2次元ではなく、3次元でイメージするようにしましょう。
- たて・・・深く打つか、浅く打つか
- よこ・・・左右どちらに打つか
- 高さ・・・高い軌道のボールなのか、低い直線的なボールなのか
セカンドサーブでは、ネット真上にダーツの的があるのをイメージ。
その的に当てることをイメージすると、ネットにかかるミスは激減します。
また、深いボールを打つなら、その分、ネット真上の的をもっと上にして狙えばいいだけ。
イメージの違いだけだけど、この違いだけでセカンドサーブの安定度が劇的にアップします。
②速さよりもコースが大事
セカンドサーブは速さよりもコースが命です。
コースを狙ったらサーブが入らなくなるから、変な飛び方をしても入るようにとりあえずセンターを狙う
セカンドサーブを打つとき、ほとんどの人はこんな考えのはず。でも考えてみてください。
「セカンドサーブが入りさえすれば勝ち」のスポーツじゃないですよね。
セカンドサーブサーブを打って、返ってきたボールをひたすら打ち返して、最終的に1ポイントを取らなければいけないんです。
そうだとすれば、ただ入れに行くより、相手のバックを狙ってミスらせたほうがいいのは明らか。
コースを狙えないより、狙えたほうがセカンドサーブでも安定して1ポイントがとれるようになります。
セカンドサーブでコースを狙う効果的な練習はこちら。
サービスコートを3つに区切ります。
- センター
- ボディ
- ワイド
的を置ければいいですが、なければ頭の中でざっくりと3つに区切りましょう。
そして、打つ前にどのコースに打つか宣言する、という練習方法がオススメ。
5回連続で同じコースに入れたら終わり、1回でもミスしたら最初からやり直しなどルールを作りましょう。
サーブにプレッシャーをかけることができるので、より本番に近い練習になります。
③ファーストサーブとフォームを変えない
ぼくはファーストサーブはセカンドサーブの延長上にあるショットだと考えています。
言い換えると、
セカンドサーブを強く打ったものがファーストサーブ
というイメージ。
ファーストサーブはフラット、セカンドサーブはスピンだとそもそも打ち方が違ってきます。
フラットサーブをビシッと打ちたい気持ちもよくわかりますが、セカンドサーブの質を高めるためには、セカンドサーブが基本で、思い切りよく打つショットがファーストサーブと考えてみましょう。
この動画もオススメです。
セカンドサーブの質を上げる練習方法
ここからは、より安定して、かつ質の高いセカンドボールを打つ練習方法を紹介します。
コースを狙う
先程も言ったように、セカンドサーブもきちんとコースを狙う
この意識がない人が多いですよね。
ファーストサーブはコースを狙うけど、セカンドサーブは入れるのが最も重要だから、とりあえず真ん中を狙って打つ。このパターンが多いと思います。
練習では、セカンドもセンター、ボディ、ワイドにコースを狙う練習をしましょう。
セカンドサーブもコースを狙えるようになると、相手の苦手なバックハンド側に打てたりするので、サービスキープ率が上がります。
スピン性能を上げるのもあり
より安定したサーブを打ちたければ、練習あるのみですが、テニスギアで改善するのもアリ。時間短縮になりますからね。
てっとり早いのはガットをスピン系にすること。
スピンならナチュラル系がいいという記事がありますが、正直、高いのでムダ。
打ってるうちに緩むとスピン性能もすぐ低下しますからね。
シリコンスプレー
目立たずガット性能を上げるなら、シリコンスプレーを試してみるのもあり。人気なのか、昔より値段が上がっている気が…
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まとめ
サーブは一人で練習できるショットなのに、練習しないのはもったいない。
セカンドサーブを磨いて、安定したサーブを武器に試合に勝ちましょう!
セカンドサーブが重要な理由
- サービスキープ率が上がる
- 相手から攻められない
- プレイに自信が生まれる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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