本記事ではこんな悩みを解決します。
本記事を読めば、凡人が経済的自由を手に入れるためにとるべき人生の戦略を知ることができます。
『人生逃げ切り戦略』を読んでわかること
- 「個人」で稼ぐために大切な考え方がわかる
- 副業の選び方とやるべきジャンルがわかる
- 凡人がやるべきSNSの使い方がわかる
もくじ
著者やまもとりゅうけん氏 プロフィール
まずは著書の「やまもとりゅうけん」さんのプロフィールを簡単に紹介していきます。
- 1987年大阪府生まれ
- 神戸大学経営学部卒業
- 新卒で東証一部上場企業にプログラマーで就職
- 27歳でフリーランスエンジニアとして独立
- 独立と同時にエンジニア向けブログを開始
- 2017年オンラインサロン「人生逃げ切りサロン」を開設
- YouTube登録者数約9万人(2020年5月時点)
学生時代に何の長所もなく、何事にも熱中できなかったそうです。
芸能人や経営者のように若くして才能があった人は一握り。
でも、今の時代は「凡人」だからこそ、世の中の共感を得て勝ち上がることができる「個人」の時代だと本書は書かれています。
本書をおすすめする人
本書を読んでみて、以下のような人は本書を手にとって読んでみるべきだと感じました。
- 将来のお金に不安を持っている人
- 副業したいけど、何から始めればいいかわからない人
- Twitterを使ってビジネスを成功させたい人
- 自分には何の取り柄もないと感じている人
- 副業を始めて成功した人の例を知りたい人
これからは「副業」がどんどん世の中の当たり前になっていく時代と言われています。
本書では、副業の始め方、どんな副業がいいのか、どうやって稼いでいくのかがわかりやすくまとめられています。
著者の「やまもとりゅうけん」さんも何か才能があったわけではなく、「ごく普通の人」としてビジネスを始めています。
ぼくも上記であげた項目のように、何の取り柄もなく悩みながらブログを始めました。
本書を読んでみて、とても勇気づけられた部分も大きいので、上記のいずれかに当てはまる人にはおすすめできる本です!
本書の重要ポイント:個人で稼ぐために必要な考え方を紹介
かつては「人生を逃げ切れる」人なんて、年金をガッポリもらえる団塊の世代以前か、固定費とランニングコストという大きなリスクを背負って起業し、うまく成功を収めた一部の経営者だけでした。
しかし今や、「人生逃げ切り」は民主化したのです。
一流の芸能人や経営者のような才覚がなくても、いやむしろ、才覚がないからこそ、「凡人」の共感を獲得し、インフルエンサーとして個人の時代を勝ち上がれる。
「凡人」こそが「人生逃げ切り」に最も近い存在と言っても過言ではありません。
『知っているかいないかで大きな差がつく!人生逃げ切り戦略』(KADOKAWA)
やまもとりゅうけん
本書を読んで感じた一番の重要ポイントは、個人で稼ぐための考え方がわかりやすくまとめられていることです。
この「個人で稼ぐための考え方」をまとめると次の3つのとおり。
- 小さな影響力を得る
- 一点集中で特定の分野に特化する
- 継続するためにルーティンを決める
順に解説します。
①小さな影響力を得る
個人で稼ぐためにはまず、小さな影響力を得ることが最初のステップです。
この小さな影響力を得るには「初心者に寄り添った」発信をすること。
今の時代は誰でもSNSを活用して情報発信ができる時代です。
本書では、年間数億の売上を作ることができているのは、「影響力」のおかげだと書かれています。
かといって、副業初心者がいきなり影響力を手に入れるのは難しいですよね。
そこで、まずはほんの小さな影響力を得ることを目指しましょう。
コツは初心者に毛が生えた程度の発言をしてくこと。
ぼくもTwitterをよく使っていますが、すごく稼いでいる人の発言ってあまり心に響かないんですよね。
なぜなら、「なんか自分とは次元が違う」と思ってしまうから。
それよりも、今の状況に近い人の発言のほうが共感できるし、だからこそベテランよりも価値が高い。
今の時代はTwitterを通して誰でも発信が出来る時代です。
まずは、小さく発信を始めて、小さな影響力を与える存在になることが稼ぐための第一ステップとなります。
②一点集中で特定の分野に特化する
一つの分野に特化して発信をしていくことが2つ目のポイント。
ニッチな分野でのポジションを獲得するということですね。
いきなり「副業」という分野で発信をしても、自分よりすごい人はたくさんいるので、影響力を得ることは困難です。
「○○の副業」「50代の副業」など、職種や年齢などでジャンルを絞って発信をすることが大事なんですよね。
そのためには、自分の強みを見つけること、そして発信する分野はできるだけ狭い分野であるとなお良いです。
自分が発信できそうなニッチ分野を見つけたら、その分野で発信し続けましょう。
発信の分野を一点集中させたら、徐々にターゲットを広げていくことがおすすめです。
初心者がまず目指すべきは「マイクロインフルエンサー」。
「マイクロインフルエンサー」とは、影響力がある「インフルエンサー」の中でも、ファンであるフォロワーが比較的少ない人達のことの総称です。
「マイクロインフルエンサー」になるには、フォロワー数でいうと1万人ほどと言われています。
稼ぐためのステップの2つ目として、ある特定の分野に特化して発信を続け、「マイクロインフルエンサー」を目指すことが大切です。
③継続するためにルーティンを決める
副業で稼ぐためには、やはり継続して行動することが大事で、ルーティン化してしまうことで継続しやすくなります。
副業を始めたのはいいものの、3日坊主で続かない、なんてことはぼくもざらにあります。
自分の意志の弱さに何度、絶望したかわかりません。
この失敗の原因はルーティン化されていないから。
この本を読んでから、がんばって朝活をしてみることにしました。
やっぱり朝はまとまった時間を作るのに最適な時間。
誰にもジャマされず、急に予定が入ることもないので、朝活をルーティンに取り入れてみることをおすすめします。
本書の良かった点
ここからは本書を読んで良かった点を紹介します。
良かった点①:副業の選び方とジャンルがわかる
どんな副業を始めたらよいのか。
ひとつ、気をつけたいポイントがあります。
「自分の強みを軸に副業を選んではいけない」ということです。
誰もが真っ先に「自分の強み」を軸に副業を探します。
「自分の強み」を活かすことだけ考えると、現時点で不得意なことは一切やろうとしなくなります。
それは結局、自分の可能性を自ら閉ざしてしまうことになりかねません。
『知っているかいないかで大きな差がつく!人生逃げ切り戦略』(KADOKAWA)
やまもとりゅうけん
こういう「自分のできること」、「好きなこと」を副業にしようとすると、世の中に転がっている「稼げる可能性」を自ら閉ざしてしまうんですね。
結論、それは「即金力」×「発信力」がある副業。
「即金力」=すぐにお金になるかどうか、「発信力」=その副業をやればSNSなどのフォロワーが増えて、影響力が増すかどうか。
上記を軸に副業を選ぶべきだと本書に書かれています。上記の条件を満たす副業は以下の通り。
- システム開発
- せどり
- YouTube
- ブログ
- 動画編集
- ライブ配信
システム開発は、今も需要が高まってきていて、このエンジニア不足の傾向は、将来的にもしばらく続くと言われていますよね。
「せどり」は昔からある副業の代表例ですが、今もずっと稼ぎやすい副業なんですね。
このように本書では稼ぎやすい副業のジャンルがわかりやすくまとめられています。
良かった点②:凡人がやるべきSNSの使い方がわかる
短期間でフォロワーを伸ばすために重要なのは「目線を下げる」ことです。
これは簡単なようで難しい。
特に専門的な知識を持っている人ほどそうです。
書店を回ってみると、たいていの本が「初級者」をターゲットにしていることに気づきます。
それだけ世の中には初級者が多いのです。
つまり我々が情報発信するにしても、数の多い初級者層を狙ったほうが、的に当たる可能性は高いということです。
『知っているかいないかで大きな差がつく!人生逃げ切り戦略』(KADOKAWA)
やまもとりゅうけん
ツイッターなどのSNSでの情報発信において、初心者だからといって「有益な情報発信ができない」という考え方は間違っていると言っていいでしょう。
ユーザー層は「初心者」だからこそ、「初心者がわからないこと」、「難しかったこと」など、自分が経験してきたことを初心者目線で情報発信することに価値があるんですね。
そして覚えておいてほしいことは、世の中の大半のコンテンツは初心者向けだということ。
市場規模でみても、初心者向けの商品が圧倒的に大きいことはわかると思います。
だからこそ、初心者のために発信することは重要な戦略です。
他にも、情報発信でのキーポイントをいくつか挙げています。
- 誰が、誰に向けて、何を発信するか(ポジショニング)
- 世界観を作る
- イメージ通りの情報発信(期待通りのことをする)
- 隙があること
やみくもに思いついたことを発言するのはやめるべき。
なぜなら発信の軸がブレブレになり、ターゲットがわかりにくいから。
そして、発信する人やキャラクターの世界観を作って、イメージ通りの情報発信をしていきましょう。
大事なことは、ユーザーは新しいことではなく、マンネリを求めていること。
SNS初心者は上記の原則に沿って情報発信していきましょう。
本書の悪かった点
次に、本書を読んで悪かった点、ここはイマイチだったなと感じた点をまとめました。
やってはいけない副業がイマイチ
本書ではやるべき副業と合わせて、やってはいけない副業についても紹介されています。
本書ではやってはいけない副業として、「クラウドソーシング」をあげています。
クラウドソーシングだと結局、下請けになってしまうので立場が弱く、安く買い叩かれてしまうそうです。
たしかにそうかもですが、WEBライターなどをやって副業を始める人も多いので、最初の入り口としてはアリなのではと感じます。
ただ、ぼくの理解では、WEBライターを副業としてずっと続けるのは、収入が上がりづらい面もあるので、クラウドソーシングを今後のステップアップに使うのはOKということかと考えています。
例えば、WEBライターをしつつ、そこで得た経験を自分のブログに書いてアフィリエイトにつなげるなど。
クラウドソーシングだけに頼るのではなく、そこで得た経験を次につなげていくのが大事ですね。
本書のTwitterの口コミ・評判
意識改革3日目。
意識改革の1日前に出版された本です
Amazonはすぐ売り切れ
何か縁があるはず!まだまだ不安定な将来設計のために勉強だ!!
何も知識ないからこそスポンジボブ精神で吸収しまくるぞ!#人生逃げ切り戦略 #やまもとりゅうけん さん pic.twitter.com/HjtIEKVJsZ— ギャレット (@8IpENFkK9oMdpn2) June 1, 2020
やまもとりゅうけん さん
「人生逃げ切る」というすごく意識の低い目標に対して、意識高く取り組みたい人
この言葉最高にいいですね。
本読まさせて頂きました。 pic.twitter.com/BGqP6ENfNH— 気軽にサラリーマン (@kioUaF9aAVCZg00) June 3, 2020
りゅうけんさん @ryukke の本読んだ!
逃げ切る方法にすごく論理的に淡々と説明していてめっちゃ面白かった
もともとクソ貧乏だった僕がフリーランスなって少し稼げるようになったり、情報発信で食えるようになったのはりゅうけんさんのおかげなので感謝しかないhttps://t.co/lNCE4fpWLN pic.twitter.com/6NdBrmJm4K
— とだこうき@東フリCTO (@cohki0305) June 4, 2020
#やまもとりゅうけん さんの
『「知っているかいないか」で大きな差がつく! 人生逃げ切り戦略』この本は現代を生き抜く上で
必ず読んだ方がいいと思った知ってるのと知らないのとでは
通常プレイとチートくらい違うこれは
「人生のプロアクションリプレイ」https://t.co/jYoUg1nTvI— 結城シア@中星マインド×フリーランス (@Sia_Yuki_F717) June 3, 2020
イケダハヤトさん@IHayato が
オススメの「人生逃げ切り戦略」「凡人」の勝ち方が超具体的。
長倉顕太@forest_nagakura
さんの考えとも近くて
相乗効果!我こそは「凡人」というあなた!
ぜひお読みください🔥#やまもとりゅうけん#イケダハヤト#長倉顕太 pic.twitter.com/In3FKUIyFL— あさくらせんせい@GETAグレートイングリッシュティーチャー (@teacher_asakura) May 30, 2020
書籍情報
読みやすさ | |
レベル | 初心者向け |
本の特徴 |
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まとめ
最後に本書の概要を改めてまとめてみました。
- 今は副業で稼げる時代で、凡人こそ「人生逃げ切り」に近い存在
- 副業にはやるべき副業とやってはいけない副業がある
- まずはマイクロインフルエンサーを目指すべき
- 初心者に向けた情報発信をこころがける
これから副業を始めたい方、副業を始めたけど今のままでいいのか悩んでいる方は、手にとって読んでみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。